お知らせ

2022年3月

愛媛大学 村上安則教授によるセミナーが開催されました

愛媛大学 村上安則教授によるセミナーが開催されました

日時:2月28日 15:00~ 

会場:Zoom

演者:愛媛大学大学院理工学研究科 環境機能科学専攻 村上安則教授

タイトル:脊椎動物の脳神経系の起源と進化

東北大学 松井広教授によるセミナーが開催されました

東北大学 松井広教授によるセミナーが開催されました

日時:3月4日(金) 10:45-12:15 

演者:松井 広(まつい こう)教授 東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野

演題:「心身機能連関のインターフェースを担うグリア細胞」

要旨:印象的な記憶として残る経験とすぐ忘れてしまう経験との違いは何であろうか。シナプス可塑性が「起こりやすい状態」や「起こりにくい状態」の変化をメタ可塑性と言う。個人の経験の履歴や周囲を取り巻く社会環境は、心身機能連関等も介して脳内環境に影響を与え、種々のイオンやシグナル分子が変動することで、メタ可塑性の状態遷移が引き起こされる。これまで、オプトジェネティクス技術を活用することで、グリア細胞によるメタ可塑性の調節機構を検証し、学習記憶の形成・定着におけるグリア細胞の役割を解明してきた。本講義では、これまでの約10年間におよぶグリア研究の進捗をまとめる。

同志社大学 廣川純也先生によるセミナーを開催いたしました

同志社大学 廣川純也先生によるセミナーを開催いたしました

日時:3月10日 午前10時-11時 
会場:Zoomでのオンライン開催
演者:同志社大学 大学院脳科学研究科 廣川純也先生
タイトル:知覚意思決定バイアスに関わる前頭前野―皮質下回路

要旨
不確実な状況での意思決定は、選択の確信度、報酬量、過去の報酬経験など様々な意思決定要因の適切な統合により最適化される。このような情報統合の破綻は、依存症やうつ病を始めとする精神疾患に見られるような特徴的な意思決定バイアスにつながる。しかし前頭前野に集約された意思決定要因がどのように皮質下の脳領域に分配され、選択行動が最適化されるのか、その基礎的な神経回路機構はわかっていない。我々は、不確実な状況下での知覚意思決定課題を用い、動物(ラット)が不確実性をどのように評価し他の意思決定要因と統合して選択行動を最適化していくのかを神経回路レベルで解明し、依存症やうつ病を始めとする精神疾患の治療法の開発に貢献することを目指している。今回の講演では、(1)眼窩前頭皮質での個々の意思決定要因を符号する機能的神経細胞クラスターの存在、(2)眼窩前頭皮質から線条体に投射する神経細胞の情報符号とその因果的役割、(3)薬物依存症モデル動物における選択バイアス、について議論したい。

世話人:木津川尚史(生命科学部)

2022年3月8日感覚器シンポジウムを開催いたしました

感覚器シンポジウムを開催いたしました

日時:2022年3月8日(火)9:00~15:00
会場:オンライン

感覚器シンポジウム Sensory Symposium:From molecule to functions

9:00-9:05 開会の挨拶

座長:Steve DeVries(英語講演)

9:05-10:05 Jaime Garcia-Anoveros(聴覚)
      Development of Cochlear Inner vs Outer Hair Cells 

10:15-11:15 Yongling Zhu(網膜)
       Retinal bipolar cells make inhibitory synapses onto amacrine cells

座長:立花政夫先生(日本語講演)

12:15-13:15 久場博司先生@名古屋大学(聴覚)
       Signal processing in brainstem auditory circuits

13:25-14:25 倉橋隆先生@阪大(嗅覚)嗅覚受容線毛に於ける情報交換の分子機構 
       Molecular Mechanism of Olfactory Signal Transduction in Sensory Cilia

14:25-15:00 閉会の挨拶

東京女子大学 小田 浩一教授によるセミナーを開催いたしました。

東京女子大学 小田 浩一教授によるセミナーを開催いたしました。

日時:2月24日(木) 10:45~12:15

会場:オンライン(ZOOM)
 
講演タイトル:ロービジョンと読みやすいフォント:読書の心理物理

講演者:小田 浩一(東京女子大学 教授)

要旨:メガネで矯正してもなお日常生活に困難がある視覚の状態をロービジョンと呼ぶ。ロービジョンによる困難の筆頭は視覚的な文字情報の利用、つまり読書である。認知的な文字処理機能は同じだが、画像入力部分に刺激の物理的劣化があるロービジョンで、読み困難を解消するためにどのように物理的環境を改善、例:フォントを変えたりすれば良いかは、いわゆる心理物理的課題として取り組むことができる。


世話人:和田有史(食マネジメント学部 )


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