お知らせ

2021年3月

立命館大学グローバル教養学部 山岸典子教授によるセミナーを開催いたしました。

立命館大学グローバル教養学部 山岸典子教授によるセミナーを開催いたしました。

◎ 日時:2021年3月17日(水)15:00〜16:30

◎ 会場:オンライン

◎ 講演者:立命館大学グローバル教養学部 山岸典子教授

◎ 講演タイトル:視覚注意と準備状況の心理・神経科学的解明

◎ 講演要旨:
 人の注意の状況や、準備の状況は、知覚や、記憶、作業パフォーマンスにどのように影響を与えるのだろうか。
今回の講演では、(1)視覚注意の状況と、(2)準備の状況、がそれぞれ視覚情報処理へ及ぼす影響と、それらの脳内メカニズムについて調べた研究を報告する。
 視覚注意の状態や、タスクへの準備状況を実験的に操作し、そのときの知覚感度を心理物理的に計測することで、視覚情報処理への影響を調べた。また、同様の実験パラダイムを用いて、空間解像度の高いfMRIや、時間解像度の高いMEG装置を用いて、脳活動計測を行った。
 視覚注意の低次視覚野への影響と、タスク準備に関わる脳部位の特定(rCMA)、また、それぞれの領域における、認知活動の変化による、特定の周波数帯域の脳活動の変化について報告する。


◎ 世話人:北野勝則(情報理工学部)

兵庫医科大学(生物学)名誉教授 塚本吉彦教授によるセミナーを開催いたしました。

兵庫医科大学(生物学)名誉教授 塚本吉彦教授によるセミナーを開催いたしました。

●日時:2021年3月9日(火)13:00〜14:30

●会場:オンライン(Zoom)

●講演者:塚本吉彦教授 兵庫医科大学(生物学) 名誉教授大阪大学理学部生物学科卒業。同大大学院にて博士号取得。東北大学医学部生理学助教を経て、兵庫医科大学解剖学助教、講師。ペンシルバニア大学医学部解剖学(Peter Sterling教授)に2年間留学。生物学講師、教授を経て2011年に定年退職。大学近くのスタジオEMレチナでマウスとサルの網膜連続切片電顕像の解析を続行中。立命館大学客員協力研究員。

●題目
光受容細胞シナプス終末と結線する双極細胞と水平細胞の突起束形成

●要旨
双極細胞と水平細胞の神経突起が束状に杆体終末に陥入してリボンシナプスを形成するとき、すべての突起の長さが共通の束の長さに一致している必要がある。もしも神経突起の長さの伸長にばらつきが生じたとき、どのように調整されるのであろうか。長い突起が短い突起の周りにラセン状に巻き付けば共通の束の長さを保つことができて、適正なシナプスの位置関係が維持されるだろう。実際にそのようなラセン構造がサルとマウスの網膜において電子顕微鏡で観察された。とくにグルタミン酸受容体mGluR6欠損マウスでは正常と比べて水平細胞のラセン状突起の増加することが示された。このラセン形成の現象は成体網膜における2次ニューロンが突起伸長性と隣接細胞間相互作用に関して可塑性をもつことを示唆する。同様の束形成は錐体終末下では起こらない。その代わりに、双極細胞と水平細胞の神経突起がたがいに交叉する箇所で鉤(フック)状の突起で結ばれる構造がサル網膜において観察された。
(参照文献:Invest Ophthalmol Vis Sci 62:31, 2021. doi: https://doi.org/10.1167/iovs.62.1.31)

●世話人
 小池千恵子(立命館大学薬学部)

立命館大学 生命科学部 木津川尚史教授によるセミナーを開催いたしました。

立命館大学 生命科学部 木津川尚史教授によるセミナーを開催いたしました。

●日時:2021年3月9日(火)13:00〜14:30

●会場:オンライン(Zoom)

●講演者:木津川尚史教授
生命科学部生命情報学科 教授
名古屋大学理学部卒業。同大大学院にて博士号取得。基盤生理学研究所、マサチューセッツ工科大学(MIT)、McGovern Instituteにて研究員(3/4ご講演の藤井直敬先生と同僚)。2006年より大阪大学大学院生命機能研究科にて准教授(八木健教授)。 2007年よりJSTさきがけ研究員。2020年より立命館大学教授。

●題目
運動におけるリズム構築と線条体神経細胞のリズム応答性

●要旨
歩行、楽器の演奏やスポーツなど、我々の行動の多くは周期性(リズム)が生じる連続運動である。リズムは運動を効率的に遂行するために役立っていると考えられているが、そのメカニズムは不明であり、また神経基盤も理解されていない。我々は、マウスに複雑なステップ走行を行わせることによりリズム運動を自然に生じさせ、生じた運動の構成を解析した。その結果、マウスは複雑なステップパターンを走行する際に、左右の足の周期や位相が安定する数歩からなるブロックを構成していることがわかった。周期、位相はリズムのパラメタであり、マウスはリズムを利用して運動を安定化していると考えられる。また、大脳基底核線条体から、マウス運足の周期、位相に反応する神経細胞を見出している。記録された線条体神経細胞の特徴を紹介し、リズム生成における線条体の機能について考察したい。

●世話人
 小池千恵子(立命館大学薬学部)

株式会社ハコスコ・デジタルハリウッド大学の藤井直敬教授によるセミナーを開催致しました。

株式会社ハコスコ・デジタルハリウッド大学の藤井直敬教授によるセミナーを開催致しました。

●日時:2021年3月4日(水)15:30〜17:00

●スケジュール
15:30 司会者挨拶
15:35 藤井先生ご講演
16:35 質疑応答
17:00 クロージング

●会場:ZOOM

●講演者:藤井直敬教授
株式会社ハコスコ 代表取締役
デジタルハリウッド大学大学院 教授
東北大学医学部卒業。同大大学院にて博士号取得。1998(平成10)年よりマサ チューセッツ工科大学(MIT)、McGovern Instituteにて研究員。2004年より理化学研究所脳科学総合研究センター象徴概念発達研究チーム副チームリーダー。2008年より同センター適応知性研究チーム・チームリーダー。2014年株式会社ハコスコを起業。2018年よりデジタルハリウッド大学教授。

●題目
現実とはなんだろう

●要旨
わたしたちが日常生活を過ごしている現実世界は、あまりに当たり前過ぎてそれ を疑う機会はあまりありません。この現実では全てが予想通りに進行するので、予想から外れた部分しか意識が向かわないのです。当たり前のこととそうではないことのボリュームは当たり前のほうが遥かに大きく、そのため当たり前のこと がなぜそうなっているのかを考えることはとても難しいことに気が付きます。その当たり前のこと、つまり現実を考えることはこの世界を理解するための根本です。現実を科学することは当たり前を当たり前でない視点から見直すことです。そのような現実科学の考え方をお話したいと思います。

●企画・司会
 和田有史
 立命館大学食マネジメント学部 教授

システム視覚科学研究センター ワークショップが開催されました。

システム視覚科学研究センター ワークショップが開催されました。

日時:2021年3月3日
場所:オンライン(Zoom)

<スケジュール>
13:00-13:05 三品先生(本学招聘教授・東大名誉教授(医学部))からのお言葉
13:05-13:10 北野先生(情報理工)からの第3期説明
13:10-13:30 G1 川村先生
13:30-13:50 G2 立花先生
13:50-14:10 G3 北野先生
14:10-14:30 休憩(調整時間)
14:30-14:40 小池からの第4期説明
14:40-15:00 G3 和田先生
15:00-15:40 高橋先生特別講演
15:40-15:50 菊池先生(R-GIROアドバイザー・元生命科学部長)からのお言葉

問い合わせ先
CSVS・センターワークショップ事務局
csvs@gst.ritsumei.ac.jp

世話役
立命館大学 薬学部 小池千恵子

Northwestern大学医学系大学院 Steve H. DeVries教授によるセミナーが開催されました。

Northwestern大学医学系大学院 Steve H. DeVries教授によるセミナーが開催されました。


開催日:2021年2月25日(木)14:00~15:30

場所 :オンライン(Zoom、Youtube)

演者 :Northwestern大学医学系大学院 Steve H. DeVries教授 Depts of Ophthalmology & Physiology

タイトル:Design of the mammalian cone photoreceptor synapse

要旨:The cone photoreceptor synapse is an essential link in daylight vision. At the synapse, a time-varying change in cone membrane voltage, the light response, modulates the rate of vesicle fusion at ~20 discrete ribbon sites, producing a spatiotemporal glutamate gradient in the cleft. This gradient is sampled by the dendritic processes of more than a dozen types of cone bipolar cells, creating separate voltage signals that provide the raw material for downstream processing. Under steady voltage conditions, the release rate at each ribbon fluctuates around a mean value, and thus, for a bipolar cell type, the best estimate of the cone signal should be obtained by averaging release from all of a cone’s ribbons. Deviations from a maximal sampling strategy may reflect space limitations at the synapse or may indicate an alternative sampling strategy. We focus on the Off bipolar cells, which express ionotropic glutamate receptors. Sampling is measured during paired recordings by comparing the number of quanta released by a cone to the number simultaneously detected by an identified postsynaptic bipolar cell type. Additional structural and mechanistic information is obtained by visualizing the synapse with 3D-STED super-resolution microscopy, via rapid agonist perfusion of postsynaptic receptors, and by Monte Carlo (MCell) simulation. We find that Off bipolar cells can be divided into 3 groups based on sampling strategy. Two groups sample most or all ribbon sites but at different locations relative to those sites, invaginating and basal. The third group uses a different sampling strategy. Bipolar cells in this group express a low affinity glutamate receptor and make a small number of contacts at the center of the cone terminal base. These contacts respond preferentially during strong release where the glutamate gradients from neighboring sites overlap and merge. Preliminary data from transcriptomic and proteomic approaches suggest a basis for sampling diversity.

世話人:立命館大学 薬学部 小池千恵子


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