お知らせ

東北大学 松井広教授によるセミナーが開催されました

東北大学 松井広教授によるセミナーが開催されました

日時:3月4日(金) 10:45-12:15 

演者:松井 広(まつい こう)教授 東北大学 大学院生命科学研究科 超回路脳機能分野

演題:「心身機能連関のインターフェースを担うグリア細胞」

要旨:印象的な記憶として残る経験とすぐ忘れてしまう経験との違いは何であろうか。シナプス可塑性が「起こりやすい状態」や「起こりにくい状態」の変化をメタ可塑性と言う。個人の経験の履歴や周囲を取り巻く社会環境は、心身機能連関等も介して脳内環境に影響を与え、種々のイオンやシグナル分子が変動することで、メタ可塑性の状態遷移が引き起こされる。これまで、オプトジェネティクス技術を活用することで、グリア細胞によるメタ可塑性の調節機構を検証し、学習記憶の形成・定着におけるグリア細胞の役割を解明してきた。本講義では、これまでの約10年間におよぶグリア研究の進捗をまとめる。


ページの先頭へ戻る