お知らせ

国立遺伝学研究所 松本彰弘助教によるセミナーが開催されました

国立遺伝学研究所 松本彰弘助教によるセミナーが開催されました

2023年9月7日(木) 15:00~

場所:  コラーニングハウスⅡ4階講義室

講演者: 松本彰弘 先生 

所属:  国立遺伝学研究所

タイトル:GABA作動性アマクリン細胞による視覚特徴の時空間フィルタリング

要旨
網膜における介在神経細胞の一つであるアマクリン細胞は、網膜内層の神経伝達を修飾することで、網膜神経回路による特徴抽出に重要な寄与を果たす。これまでの研究から、アマクリン細胞は、網膜神経細胞のなかで形態学的、生理学的に最も多様であることが分かっているものの、その機能の体系的な特徴づけには至っていない。
本研究では、アマクリン細胞の大部分を占めるGABA作動性細胞に焦点を当て、新規開発された蛍光GABAプローブを用いて膜内層におけるGABAシグナルを記録、解析した。クラスタリング、情報量解析、空間マッピングを応用することでGABAシグナルを体系的に分類、特徴づけし、それぞれがどのように視覚特徴を時空間的にフィルタリングし、効率的な視覚情報処理に寄与するのか、議論する。


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